2016/6

香水で感動した話

私の香水の遍歴って、神戸でオリジナルで作ってもらったクラシックでロマンティックなあの香水から始まるんだけど、その前からすごく香水というものに憧れていて、いつか自分が一番好きな香水を見つけたいなぁと思い続けていた。
そのわりにあんまり買って試したりはしてこなかったけど。
なんかね…ドラッグストアの香水コーナーが、あんまりドキドキしなくて…置いてるものも大体決まってるから、試す前から「なんかどこにでもある香りなんだよな〜」ってテンション下がったりする。
だから初めてペンハリガンに出会ったときはめちゃくちゃ興奮した。こんな面白い香水知らないわよって。香りも個性的でこれすごいなって思ったけど、ブランドイメージに惹かれて忘れられなかった。
それから何回か香りを試しに行ったけど、一番好きな香りを決めかねて、買ったことはない。

今日は仕事の後にお茶しながら「そうだ、香水買いに行こう」って決めて、またペンハリガンを見に行った。でもやっぱり決めかねて、気分転換にセルジュルタンスを試すことにしたのね。
ルタンスは、ビジュアルデザインはすごく私好みなのに、香水瓶自体の見た目がシンプルなのがつまらなくて、今まであんまり興味なかった。でもまぁこの際見た目はいいや、って昔よりちょっと大らかになった私は店員さんに人気のものを聞いて嗅いでみたんだけど。

すごかった。
びっくりした。
めっちゃびっくりした。
えっなにこれ…

それ、金木犀がモチーフの香水だったんだけど、もうガーリーとかフローラルとか金木犀がどうとかじゃない。
世界。一瞬で一本の美しい映画が脳みその中に入ってきたみたいでショックだった。嗅いだだけで走り出したくなる香水とか、悲しい気分になる香水とか、そんな魔法みたいな香水があるとしたらこの中にあるわ、って思った。これだけ脳が魅了されればそんな魔法もありえる。
香りが重いというか、濃いというか、とにかく生きてるみたいにしっかりした自我を持っていて、ひとつの物語として世界が完成してんの。びっくりしすぎてトップノートが何とか全然わかんなかったけど。

次に、ちょっとスパイシーだけど同じくらいオススメっていうのを試したんだけど、これももうすごすぎて、あー私この瞬間のこのびっくり一生忘れないわって思った。
香水ってまぁ化粧品なんだろうけど、「作品」て感じ。目に見えないし音もないけど、コンテンポラリーアートみたいなもんだ。

全部試したら「これ宇宙規模で最高だな」っていうのもあったかもしれないけど、その二つとも私にとっては十分最高レベルだったので、もう決めます、どっちかにします、って言って肌につけて、なんとなく自然に馴染む気がする金木犀を買った。(帰ってきたらさらに馴染んで香りが変わっていたので、スパイシーのほうが良かったかな〜とも思ったけど、テスター貰ったしとりあえずいいや)
どうでもいいけど私はイギリスのものを選ぼうとして「やっぱりこっちがいい、こっちが絶対イイ」ってフランスのものに流れるパターンが多い。

まさか香水にこれほど感動させられるとは思わなかった。どんな世界にも美しいものと驚きはあるんだなぁ…。こんどはスモーキーなものやユニセックスのものも試してみたい。ちなみにルタンスてマツコがたくさん持っててよく使ってるらしい。出たマツコ。私も仕事のときよくマツコを武器にしてる。



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