★詩★(命を繋ぐモノ)

題名(命を繋ぐモノ)
作者(武田拓也)

夏が終わる頃になると
鳴き疲れて息絶えた蝉が
ポタポタと地面に落ちる音が
どことなく聞こえてくる

地面に落ちた蝉の死骸は
他の生き物の命を繋ぐ
大切な食料になり
その食料を食べた生き物から出た
老廃物が土に帰って行く

生き物のサイクルって
無駄がなく優しいモノなんだなと
改めて思った

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★詩★(終わりかけの桜)

題名(終わりかけの桜)
作者(武田拓也)

春の風に包まれながら

私は庭の桜を見つめていた

切なく散る桜の花びらに

君との沢山の想い出を

一枚一枚に乗せながら

幸せだった日々を思い出す

あんなに幸せだった時間でも

桜の花びらみたいに

あっけなく散るんだと

私は初めて恋の儚さを感じた

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★詩★(失う)

題名(失う)
作者(武田拓也)

決壊した川の濁流によって
私は家族と家を一瞬にして失った

家族や友人達とバーベキューしたり
愛犬や子供と駆け回って遊んだ庭も
一緒に乗った家族との思い出が
沢山詰まった愛車も
濁流は悲しみと絶望を残し
過ぎて行った

私は未だ最後に聞いた
「パパ助けて」
と言う子供の声が忘れられず
心の中にナイフで切られたような
傷跡となって深く残っている

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★詩★(束縛)

題名(束縛)
作者(武田拓也)

僕の目の前で
君が携帯を忙しそうに触ったり
メールを気にしたりしていると
僕以外に好きな人でも出来たのかって
めちゃくちゃ不安になる

君は僕に
大好きとか
会いたいとか
僕の子供が欲しいとか
言ってはくれるけど
日に日に彼女の行動が気になる

モヤモヤした気持ちを抱いたまま
君とキスや長いハグをしても
なんか味気ない感じがする

君を信じてない訳じゃない
ただ君にもっと僕だけを
見つめていてほしい

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★詩★(梅雨前線)

題名(梅雨前線)
作者(武田拓也)

僕の心に降る雨は
活発でしつこい前線の影響で
まだ晴れる気配すらしない

地面を叩くように激しく降る雨は
僕の心をどんどん濡らし
寂しさと言う汚れを残していく

僕の心にかかる前線を
どかしてくれる台風みたいな存在が
現れないかと今は必死で願ってる

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