2017/8

ョの言葉にジョンヲルは短く息

だが、その反面、それがもっともな事だと思っていた。
自国の王の真実を知りたいと思う事は当然だからだ。
 
ジョンヲルは疲れた様子でフニに水を持って来るよう言い、
運ばれて来たその水をミニョの目が追う。
 
「ジェヒョン王と共に、あの場にいたのは二人。
 一人は負傷し、一人は無傷でこの煌国に戻った。 それが真実だ。」
 
そう言うと、ジョンヲルは飲み終えた水の器を文机に置く、
 
「襲撃の前に煌国の兵は王宮を出た、これも本当だ。」
 
テギョンの頭に当時の記憶がよみがえる。
 
【兵に見周りをさせよう。】
ジフンの言葉で煌国の兵は整列し、それぞれの方角を調べに出て行く、
テギョンは残ったジフンとジェヒョン王とで茶を飲んだ。
煌国では水しか飲まないテギョンもジェヒョン王に合わせて出された物を口にする。
だがその後で、身体が痺れだし、目が霞み、めまいを覚えた。
 
そこからの記憶は朧気(おぼろげ)だ。
 
「武の国でなくても胡国の王宮にも兵はいる。」
 
ぶつかりあう剣の音が聞こえていた。
立ち上がったジェヒョン王がふらついて、卓上に手をつく、それを支えようとして立ち上がったテギョンも、
ぐらりと揺れる視界に頭を振った。

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